おさぼりブログby TOYO外構(株)

※注 気分を害する方は読まないようお願い致します

よく聞く声へのぶっちゃけ話Part2

 

さて、前回からの続きですが

 

ここからは全てのハウスメーカーさんや工務店さんに当てはまるとは限りませんので

その辺はご理解ください

 

 

前回、外構工事に於いて

 

金額を抑えるにはどうのこうのと書きましたが

 

気になる文章に気がつきましたか?

 

それは、手抜き工事と書いた一文です

 

本来なら、外構を施工する業者が

その土地の土質・高低差・現場状況等々を見て見積書を作成するハズなんですが

 

この狂った日本国に於いて

 

そうしてる業者は少ないかと思われます

 

このネット社会の昨今

外構設計会社が自分達の利益を取り、

尚且つ他の同業者と客争いの為に決められたクソ単価で施工させられるというなんとも残念な出来事が起きております

 

そんな事言いながら当社も

請負の約半数は決まった金額での施工をしている残念な業者ですが・・その場合の当社の施工は手抜きはしませんが愛情は全く込められていません

はい、残念です

 

そんな秩序を乱してくれたのがハウスメーカーという存在です

 

別に全てのハウスメーカーが悪いとは言ってませんので勘違いしないでください

 

厳密に言えばハウスメーカーの下にほぼ専属で属する外構工事の設計屋の存在ですかね

 

※何度も言いますが全てがそうではありませんので勘違いしないでください

そしてこの話は外構における話なので建物の事はわかりません

 

施工主→ハウスメーカー等→外構設計会社→外構施工業者(→外構施工業者2・・)

 

大概はこんな流れだと思います

 

お解りですか?

 

施工主様からハウスメーカー等に依頼すると外構施工業者までの間に大体2つの会社が存在します

 

当然この2つの会社が各々利益を取るので

 

外構施工業者に話が流れ着く頃には施工主様が払う金額よりはるかに安い金額での施工を強いられます

 

そうなると外構施工業者は自社で儲けを出すためにスピードを上げるか、雑に施工するか手抜き工事をしなければならないという負のサイクルが発生します

 

※但し、全ての外構業者がそうだとは言ってません(私の見てきた他業者にそういうのが居たというだけです)

 

ハウスメーカー等に頼めば安心と思うのが一般的ですが、

私から言わせればハウスメーカー等に頼むとどんな業者が来て、どんな施工をされるかわからないという怖さしかありません

 

各々ハウスメーカー等によって、決まり事はあると思いますが、必ずしも全ての業者がそれを守って施工しているのか?

という事です

 

そんなの見えない部分なんだからわかりゃーせんよ

 

 

はい、怖いですね

 

施工主様は、それなりの金額を支払っていても

下請け業者は中間マージンを抜かれた金額ですからね

 

そうなるのも解ります

 

 

そして一番の問題は

 

施工主様がどういった外構プランを希望かが分かりづらい事です

 

施工主様はハウスメーカー等を通して外構の依頼をされ、ハウスメーカー等は設計会社に依頼をし、設計会社は外構施工業者に図面を渡し、外構施工業者は図面を見ながら施工します

 

たまにあるのですが、

図面をみながら施工をしていて、

・門扉の勝手が使いづらそう

・導線がおかしい

・通気窓の前にカーポートの柱があり窓が全開にならない

・訳の分からない位置に機能門柱があり、ポストが使いづらい

・勝手口の階段がショボすぎて危ない

・通り沿いなのに玄関の中が丸見え

・強度不足なのにブロックにスリット

・風の影響をモロに受ける場所なのにこれ?

等々、数えきれないくらいたくさんのハテナがあります

 

そういった疑問の生じる図面を渡されても

施工主様から直接頼まれているわけではないのでそれ通りに施工します

施工主様は可哀想だなと思います

 

施工主様の意図が解らないし、設計会社が話をしてるハズなんで、外構施工業者も余計な事は言いません

 

さらに可哀想なのは近隣挨拶に回っているかどうかが分からない事です

 

基本的に外構工事はダンプが近くにないと非常に工事し難いのです

 

ですので外構施工業者が直接施工主様からご依頼を頂いた場合にはその外構施工業者が近隣の方々に挨拶に行くのが当たり前なのですが

 

設計会社を挟んでいる場合は、近隣挨拶なんぞほぼいたしません

 

正確には

そんな事できる金額貰っていませんので行けません

これが本心です

 

この場合

設計会社で近隣挨拶に行くのが当然ですからね

 

つまり、施工主様は外構施工業者に直接ご依頼された方がハウスメーカー等に支払うより少しは安くなり、近隣への配慮も怠らず、希望のプランを明確に伝えられ、現場が進んでいる最中でも変更が容易にできるという利点があります

 

そして、現調の際や見積書を貰う前に一言、、

 

「ちゃんとした施工で丁寧にお願いします。

そうでない場合、やり直しお願いします」

 

これは外構施工業者に直接ご依頼できる方だけの利点です

 

ハウスメーカーさんや、外構設計会社、自社の従業員で施工しない外構の会社にはほぼ通用しないと思ってください

 

自社の従業員で施工しない会社は基本的に丸投げか、現場監督と言う名の頭でっかちの施工できない人を送り込むだけですので

 

※但し、何度も言いますが全ての業者がそうとは限りません

 

どの業界もそうですが、

 

そんな事言ったってわかんねーよってなりますね

 

はい、その通りです

 

ネット社会の昨今、安く施工する会社は幾らでもいます

 

でも、この外構というものにおいては

 

ほぼ安かろう悪かろうだと思います

 

外構工事を施工する側は

ちゃんとした施工をする場合

手間もお金もたくさんかかります

 

ですので前回も述べた様にブロックのランクを落としたり、メーカー品で一番安いフェンスを使ったり等のグレードを落とす以外、ちゃんと施工して安く出来る方法は無いと思います

 

たとえば外構費用を35年払いでローンを組んだとして(利子と途中のメンテナンスを除きます)

500万  12,000/月

250万なら  6,000/月

 

これが安いかどうかは人それぞれですが

ちゃんとした施工をしてもらい30年または

それ以上持つのであればどうなんでしょうかね

 

後で自分でやるからと言う方も稀にいらっしゃいますが、意外と銭食いますからね

 

そして、盲点ですが

時間が経つと色々な虫がいっぱいです(笑)

 

 

 

おしまい

 

 

 

これを読んでくださった方々が

良い外構施工業者に出会える事を願っております